アフリカ -サブサハラ・アフリカ地域の経済発展と 日本との関係強化の在り方


サブサハラ・アフリカ地域は、日本から地理的に遠く、アジア諸国に比べて現地の事情についても情報が限られる傾向にあるが、近年、資源開発を通じた経済成長が続き、人口が増加傾向にあり、将来の成長市場として、また、直接投資先としての魅力が高まりつつある。

歴史的に欧米諸国との関係が深いとされてきた同地域であるが、近年、中国や韓国などアジア諸国の企業による進出も活発化し、日本も政府開発援助(ODA)を通じたサブサハラ・アフリカ地域支援を積極的に進める一方、日本企業の同地域への進出を促進させるため、多角的な関係強化に向けた取り組みを加速しつつある。2013年6月1-3日には、第5回アフリカ開発会議(TICAD Ⅴ)が横浜で開催され、アフリカ開発の将来と今後の日アフリカ協力の在り方などについて、さらなる議論が進められる予定である。

こうした最近のサブサハラ地域への関心と経済成長への期待の高まりを踏まえ、本特集では、変貌しつつあるアフリカを見据えつつ、貿易・投資機会の見通しや課題、対アフリカビジネスの概況や今後の展望、日本とサブサハラ地域との関係強化の在り方など、現地の事情に詳しい有識者・商社関係者からご意見、ご見解を頂いた。すでにサブサハラ・アフリカ地域に進出している企業の他、これから同地域への進出を検討している関係各位にとって、本特集がアフリカビジネス拡大に向けた参考となれば幸いである。

アフリカ -サブサハラ・アフリカ地域の経済発展と 日本との関係強化の在り方 誌面のダウンロードはこちら