現場の声

長瀬産業株式会社　
モビリティソリューションズ事業部
先進モビリティ部　xEV課
課統括
柴田　賢朗氏

自動車業界は100年に一度の大変革期を迎え、電動化・自動運転化・フルデジタル化の大きな波が押し寄せています。当社の自動車関連事業はPP・エンプラを中心とした成形品や関連素材など、多岐にわたっていますが、その大きな変革の波が事業ポートフォリオに大きく影響しています。数年前に事業部名が自動車材料事業部からモビリティソリューションズ事業部に変更となり、自動車向け材料主体であったビジネス展開から、モビリティ市場全体をターゲットとし、素材・部品・モジュールから制御ソフトウエア、さらにはサービス事業展開を視野に入れるようになりました。その結果、当課のxEV関連製品群（リチウムイオン二次電池、インバーター関連部材）の売り上げが大きく拡大し、今後もさらなる成長が見込めると考えています。

現在、モビリティの電動化関連ビジネスは伸長が見込める当社の主要事業の一つになっており、先輩方が変化を先取りしてまいた「種」を大きく収穫する時期になっています。同時に10年後、15年後のビジネスに向けて新たな仕込みを実行することが重要とも感じています。当社の持つネットワークと、市場に広がるビジネスチャンスを見つけ、材料・部品ビジネスを拡大し、同時に新たなサービス事業（MaaS）にどう結び付けていくのか、難しい課題であると同時に最大の面白みでもあると思っております。今このビジネスに携われていることへの感謝と誇りを胸に、チーム一丸となって失敗を恐れず目標に向かってまい進してまいります。