「中部・北陸」特集 ―地方創生と地域の発展に貢献する地場企業―


中部・北陸地域は自動車、鉄鋼、電機など主要製造業が集積した、日本経済をけん引する地域の一つである。「ものつくり」の伝統を受け継ぐ中で、技術開発に強みを持つ企業の他、創業が江戸~明治時代にまでさかのぼる長い歴史を持つ企業も少なくない。

一方、地方創生への取り組みが注目される現在、東京や大阪・京都を巡る定番の観光ルートに加えて中部・北陸地域の自然、歴史、文化的資源を活かした観光ルートを整備し、訪日外国人にその特色、魅力をアピールするため、中部・北陸地域の自治体同士が連携する動きも見られる。

また、2016年5月26-27日には、三重県で「G-7伊勢志摩サミット」が開催され、三重県の他、その近隣地域の魅力が国内外に発信される機会となり、中部・北陸地域への関心がさらに高まることが期待される。

本特集では、中部・北陸地域にスポットを当て、同地域に縁のある関係者による座談会、同地域と深い関わりのある企業・団体などによる寄稿記事およびインタビュー記事を通して、地域振興の在り方、同地域の今後の発展に向けた取り組み、地場企業の動向についてご紹介したい。

本特集が、中部・北陸地域の魅力とともに、長年にわたり地域経済と社会の発展に貢献している地場企業を見つめ直すきっかけとなれば幸いである。

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