「アフリカビジネス」


アフリカは、全54ヵ国から構成される巨大な大陸である。長らく続いた多くの紛争や内戦が収束し、近年は、豊富な天然資源等を背景として、高い経済成長を実現しており、また人口も2050年には25億人を超えて大きな消費市場が形成されることが見込まれている。最近では、2018年に44ヵ国がアフリカ大陸自由貿易圏(AfCFTA)設立協定に署名するなど、市場統合に向けた動きも見られる。

日本は、1993年以降、アフリカ開発会議(TICAD)を通じてアフリカ開発支援を主導してきた。2016年にケニアで開催されたTICADⅥでは、民間企業の対アフリカ進出を後押しする目的で、「日アフリカ官民経済フォーラム」の立ち上げが発表され、また投資協定および租税交渉を推進していく旨が表明されている。

アフリカ開発支援を巡っては、歴史的に関係が深い欧米だけでなく、最近では中国も存在感を示している。

こうした中、2019年8月28-30日にTICAD7が横浜で開催され、アフリカの開発・協力について議論が交わされる予定である。

本特集では、アフリカの現状と今後の展望・課題、商社のビジネスなどについてスポットを当てた。商社関係者による座談会、有識者による寄稿では、関係者の方々に多大な協力をいただいた。

本特集がすでにアフリカに進出している企業の他、これから進出を検討している関係各位にとって、参考となれば幸いである。



北部アフリカ(6ヵ国)

1アルジェリア民主人民共和国アルジェ4,270万人
2エジプト・アラブ共和国カイロ1億120万人
3チュニジア共和国チュニス1,180万人
4モーリタニア・イスラム共和国ヌアクショット470万人
5モロッコ王国ラバト3,660万人
6リビアトリポリ660万人

東部アフリカ(14ヵ国)

7ウガンダ共和国カンパラ4,570万人
8エチオピア連邦民主共和国アディスアベバ1億1,010万人
9エリトリア国アスマラ530万人
10ケニア共和国ナイロビ5,220万人
11コモロ連合モロニ90万人
12ジブチ共和国ジブチ100万人
13スーダン共和国ハルツーム4,250万人
14セーシェル共和国ビクトリア10万人
15ソマリア連邦共和国モガディシュ1,560万人
16タンザニア連合共和国ドドマ6,090万人
17マダガスカル共和国アンタナナリボ2,700万人
18南スーダン共和国ジュバ1,330万人
19モーリシャス共和国ポートルイス130万人
20ルワンダ共和国キガリ1,280万人

南部アフリカ(10ヵ国)

21アンゴラ共和国ルアンダ3,180万人
22ザンビア共和国ルサカ1,810万人
23ジンバブエ共和国ハラレ1,730万人
24エスワテイニ王国ムパパネ140万人
25ナミビア共和国ウィントフック260万人
26ボツワナ共和国ハボロネ240万人
27マラウイ共和国リロングウェ1,970万人
28南アフリカ共和国プレトリア5,810万人
29モザンビーク共和国マプト3,140万人
30レソト王国マセル230万人

西部アフリカ(15ヵ国)

31ガーナ共和国アクラ3,010万人
32カーボベルデ共和国プライア60万人
33ガンビア共和国バンジュール220万人
34ギニア共和国コナクリ1,340万人
35ギニアビサウ共和国ビサウ200万人
36コートジボワール共和国ヤムスクロ2,550万人
37シエラレオネ共和国フリータウン790万人
38セネガル共和国ダカール1,670万人
39トーゴ共和国ロメ820万人
40ナイジェリア連邦共和国アブジャ2億100万人
41ニジェール共和国ニアメ2,320万人
42ブルキナファソワガドゥグ2,030万人
43ベナン共和国ポルトノボ1,180万人
44マリ共和国バマコ1,970万人
45リベリア共和国モンロビア500万人

中部アフリカ(9ヵ国)

46ガボン共和国リーブルビル210万人
47カメルーン共和国ヤウンデ2,530万人
48コンゴ共和国ブラザビル550万人
49コンゴ民主共和国キンシャサ8,670万人
50サントメ・プリンシペ民主共和国サントメ20万人
51赤道ギニア共和国マラボ140万人
52チャド共和国ンジャメナ1,580万人
53中央アフリカ共和国バンギ480万人
54ブルンジ共和国ブシュンブラ1,160万人

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