FOOMA JAPAN 2022(国際食品工業展)

帝人フロンティア株式会社 お客さまの声から生まれた衛生管理商品



展示の様子

当社は、ソフトニトリル手袋、衛生マスク、ヘアキャップ、キッチンワイパー、ぴったりグローブ、アームカバーの六つの衛生管理商品を紹介した。

ソフトニトリル手袋は薄手・厚手、パウダーフリー・パウダー付きを取りそろえ、優れた伸縮性と圧迫感の軽減により長時間の作業に適する。衛生マスクは、薄手・厚手のラインアップはもちろんのこと、耳かけタイプ・頭かけタイプとそのワイド幅仕様も取りそろえ、用途に応じて選択可能。ぴったりグローブは指部分の波形の形状により絞り効果を発揮し、ずれにくく作業性に優れる。ヘアキャップ、キッチンワイパー、アームカバーを含めて、顧客の声を商品の改良に活かし、当社の得意とする繊維分野における国内外の生産ネットワークを駆使して取り扱いを増やしてきた。

当社はこれからも、繊維原料から最終製品までを「つくる力」と、顧客、調達先、市場などを有機的に「つなぐ力」を持った繊維専門商社として、二つの力を融合し、最適なソリューションや新しい価値を提供し続ける。


お客さまの声を形にした製品①
衛生マスク(耳かけワイド)。通常サイズのマスクよりも顔を覆う面積が広く、落ちたまつげなどが引っかかりやすい。


お客さまの声を形にした製品②
ぴったりグローブ。指部分が波打っているのがわかる。手首をゴムで固定せずとも手袋がずれることがない。


現場の声

帝人フロンティア株式会社 生活製品本部
ウェルライフ部 ウェルライフ課 課長
森河 眞司(もりかわ しんじ)氏


当部は元々、エレクトロニクス工場向けの手袋を主に製造していましたが、私が来て12年間で食品工場向けのラインアップを強化しました。こちらで展示できる製品群にまで育てられたのはお客さまの声があってのことです。私の企業人生でお客さまとの対話は最も重要でした。帝人フロンティアの看板を背負っている私自身をお客さまに知っていただくハート・トゥ・ハートの営業を心掛けてきました。お客さまの声を聴き、製品細部へのこだわりを磨き、製品の質とコストのバランスを見極めた開発、調達に妥協することなく取り組んできました。コロナ禍で輸入が止まってしまい苦しみましたが、長年培ってきたネットワークを活かして可能な限り早く流通網を確保できたと思います。展示会は新しいお客さまのお困り事を伺うことでモノづくりのきっかけが得られるので、こうして再開することができ本当にうれしいです。もう少しで定年を迎えますが、先輩方から私が受け継いだように、後輩たちに大切なお客さまを引き継ぎたいと思っています。

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