インドネシアと日本の未来


インドネシアと日本。これまでも両国は、政治、経済、文化交流など多くの分野で良好な関係を続けてきた。ビジネスの世界でも、日本企業のインドネシア進出は古く、資源エネルギー、インフラ、消費財など多様な分野で互いの絆を深めてきた。

もちろん、インドネシア経済の発展という点で、全てが順風満帆であったわけではない。インフラの未整備と法制面での不透明性は指摘され続け、1998年のアジア通貨危機においては大きな痛手を被ったことも確かである。天然資源や人口ポテンシャルの高さから経済発展を期待されながら、本格的成長軌道に乗り切れなかった期間も短くはない。

そのインドネシアが、今、まさに飛躍しようとしている。拡大する中間層に支えられた国内消費市場はその勢いを増し、インドネシア経済回廊(IEDC)や首都圏投資促進特別地域(MPA)などの広域かつ総合的なインフラ整備が、インドネシア、日本両国政府および両国官民連携の下、計画されている。インフラの拡充は、さらなる発展の呼び水となり、インドネシアと日本に新しい未来予想図を描いて見せてくれるであろう。

今回の特集では、そこに関わる多くの方々の声を聞いていただきたい。

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