ミニ特集「国際物流総合展2021 第2回INNOVATION EXPO」

岡谷鋼機株式会社
無人フォークリフト デパレタイズロボット 倉庫管理システム(WMS)


ブース写真


岡谷鋼機株式会社はVision Nav Robotics社製の「無人フォークリフト」、Mujin社製の「デパレタイズロボット」、岡谷システム社製の「倉庫管理システム(WMS)」を組み合わせ、入荷作業の無人化の流れを実演紹介した。「無人フォークリフト」はビジュアル識別技術を備え、さらに独自の技術を使用して、異なる種類のパレットを識別。4段以上の段積みという難易度の高いタスクを実現した。「デパレタイズロボット」は、世界ナンバーワンの搬送能力を有し、これまで難しいとされてきた、大きさの異なるケースも運び入れできる。さらに荷下ろし後の在庫管理を「WMS」で効率化する。この一連の作業で倉庫業務を自動化し、未来の倉庫作業を形にしてみせた。


物流自動化の展示①
無人フォークリフト 搬送


物流自動化の展示②
無人フォークリフト デパレタイズシステム


物流自動化の展示③
デパレタイズシステム


無人フォークリフト 段組み


現場の声


岡谷鋼機株式会社 東京本店メカトロ部FA室
岩永 憲彦氏


数年前から岡谷鋼機全体で物流の自動化に取り組んできました。独立系商社として幅広い製品・サービスを取り扱っているので、お客さまが抱えている悩みに応じて、柔軟に対応できることが当社の強みです。展示会では自動化のニーズの多さとその多様さに驚き、今まさにこのビジネスが必要とされていると肌で感じることができてうれしく思いました。技術部門と連携して製品やサービスを細かく組み合わせて提案し、お客さまの課題解決をお手伝いできることに非常にやりがいを感じます。チームワークを活かしてスピード感を持って対応し、自動化する物流の未来をお客さまといっしょに創っていきたいと思います。


岡谷鋼機株式会社 東京本店メカトロ部FA室
木村 悟氏


私は入社して1年4ヵ月でこの展示会を迎えました。お客さまのお話を聞き、ロボットにさまざまなニーズがあることを改めて実感しました。倉庫業務の省人化は、これまで過酷な環境で働いてきた人たちをそうした作業から解放することにもつながります。ですから労働環境の改善にもつながりますし、そのぶん人間にしかできない仕事によりフォーカスできる契機になります。お客さまの課題解決こそが仕事の醍醐味だと切に感じます。私たちはまず現場に行き、この目で見て、お客さまの課題感を理解することをモットーとしています。展示会後は忙しくなりますが、これからの仕事が楽しみで仕方がありません。

次ページ:豊田通商株式会社 超大型シーリングファン『ビッグアスファン』

ミニ特集「国際物流総合展2021 第2回INNOVATION EXPO」 誌面のダウンロードはこちら