ミニ特集「国際物流総合展2021 第2回INNOVATION EXPO」

豊田通商株式会社 超大型シーリングファン『ビッグアスファン』


ブース写真

豊田通商株式会社は超大型シーリングファン『ビッグアスファン』を紹介した。同社は総代理店として米国から輸入し、国内で販売活動を行っている。最大直径7.3mの大きな羽根が、家庭用扇風機の10分の1以下のスピードで回転し、大容量の風を送り出すシーリングファンだ。最大の魅力は「暑さ対策」「省エネ」「結露抑制」の3点。扇風機50台分にも匹敵する風量を1台で供給することができ、夏の暑い時期にはパワフルな涼風が供給される。冬にはエアコンの暖気を、ゆっくり回転させる羽根から空間全体へ循環させることにもたけており、エアコンの消費電力量の削減にもつながる。工場内の結露を抑制する効果も期待できる他、作業中の熱中症対策にも有効で、湿気の多い日本の風土に対応している。物流施設での使用が主流だが、最近では公共のスポーツ施設やイベントホールといった大型施設での活用も増えている。同社の展示ブースでは本商品の風力を体感することができ、当日の会場内は気温25℃だったのに対して、体感で20℃程度と大変涼しく感じた。広い空間全体に風の流れを作り出す効果を実際に確かめてみようと多くの来場者がブースを訪れていた。

商品サイト:https://www.bigassfansjapan.com/


古川様とビッグアスファン


スポーツ施設での使用例


現場の声


豊田通商株式会社 グローバル部品・ロジスティクス本部
東日本グローバル部品部 東日本営業第二グループ 課長補佐
古川 雄一郎氏


『ビッグアスファン』の販売の難しいところは、写真や動画だけでは風の魅力が伝わらないこと、また大型シーリングファンの効果について認知度がまだ低いことです。日本ではシーリングファンというと「おしゃれなカフェの天井で回っている装飾品」のような扱いですが、米国各地の工場やオフィスでは2000年ごろから普及し始め、現在も広く使用されています。当時米国に赴任していた当社の駐在員が現地でこの商品に出会ったことが始まりで、9年前に日本国内での輸入総代理店となりました。物流倉庫の現場では女性の活用や従業員の高齢化が進んでおり、暑さ対策や働く人の健康管理は以前にもまして重要度が高まっています。工場、倉庫と営業対象を広げ、日本での販売数は着実に伸びています。また、『ビッグアスファン』はエアコンよりも消費電力が低いだけでなく、空気の循環により温度ムラを解消し、空調効率も高めるエコな商品です。カーボンニュートラルの考え方が浸透しつつある今、社会全体でこの商品へのニーズが高まりつつあると感じています。皆さまにとってより身近な商品にしていけるよう、ビジネスを大きく育てていきたいと思っています。

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