企業と社会貢献


ここ数年、CSRの観点から、企業の社会との係りへの関心が急速に高まり、社会貢献に関するさまざまな取り組みが進みつつある。特に最近では、企業の専門性を生かした活動や、コミュニティ、政府系機関、NPOなど専門性を有する組織との連携、協力もグローバルに増えてきており、企業が行なう社会貢献活動は質的にも大きく変化してきていると言われる。

一方、当会が2000年に設立し、その活動の支援を行なっているNPO法人国際社会貢献センター(ABIC)が、今年4月で設立5周年を迎えた。現在の登録会員数は1,600人強、活動会員の述べ人数は今年度の550人を含め、この5年間で2,000人を超えるまでに拡大してきた。

今月の特集は、ABIC設立5周年を機に、企業の社会貢献活動がCSRという考え方の中でどのように進化してきたのか、その現状や変遷を整理し、また企業/経営者における社会貢献活動のあり方や社会との係り方をさまざまな活動事例から再認識し、今後の社会貢献活動展開の展望を試みることにした。

企業と社会貢献 誌面のダウンロードはこちら