2010年1月号(No.677)
本日は2010年の世界経済と日本の通商関係について議論をしていただきたい。2009年の世界を振り返ってみると、やはり2008年のリーマン・ショックに端を発した金融危機からの脱却が最大のテーマであったと思う。しかし、このことについては、世界各国の景気刺激策などが功を奏し、世界経済がようやく下げ止まったという見解もある一方で、雇用情勢が悪化する可能性があり、一進一退、モザイク模様という見解もある。まずは、各国の経済対策実施状況等を踏まえて2010年の世界経済の動向、また、現時点で金融危機から脱却したのか、あるいはどの程度進んだのかという面を含めてご意見を伺いたい。