アフリカと日本と商社


第4回アフリカ開発会議(TICAD-IV)でアフリカ支援を示す「横浜宣言」が採択されてから2年が経過、6月にはアフリカ大陸で初めてのサッカー W杯が開催されるが、依然、貧困、紛争、感染症など、アフリカを取り巻く環境は厳しい。しかし、一方でアフリカ諸国は、大地に眠る膨大な鉱物、原油・天然ガスなどを背景にアジア諸国と同様、高い経済成長率を実現しており、中国や欧米諸国は、アフリカへの注目度を高めている。また、アフリカ支援に関しても中国の存在感が増している。そのような状況下、商社も資源開発を中心に大型プロジェクトに積極的に取り組んできており、今後、ますます取り組みが加速することが期待される。

サッカー W杯で世界の関心がアフリカ大陸に注がれる今、日本貿易会月報でもアフリカに注目し、特にサブサハラ地域での商社の資源ビジネスにスポットを当てるとともに、資源確保などの日本のアフリカに対する戦略を取り上げた。アフリカでのビジネスの可能性や取り巻く課題、中国などのアフリカでの資源確保の動向、日本のアフリカに対する資源確保戦略はどうなっているのか? また一方でアフリカに対する経済協力やBOPビジネスの可能性はどうなのか? ということについて考えてみた。さらに、商社OBの日本大使や駐日ルワンダ大使の方々にも商社への期待を頂くなど、とても豊富なラインアップになっているので、ぜひご一読いただきたい。

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