官民連携での国際展開 ―商社への期待


新エネルギー、水ビジネス、次世代自動車、スマートグリッド、そして、それらを内包した社会システムとしての都市インフラ。今、日本では、それら以外にも数多くの分野で、点在する強みを結集し、新興国をはじめ伸びゆく海外の市場へ展開していこうという動きが始まっている。これは日本が持つ優れた技術やノウハウの結集というだけでなく、業種や分野の垣根を越えた民・民の連携であり、より広い範囲での官・民の連携による新しい強みの仕組みづくりであるといえる。1+1が3にも5にもなるような、単体の技術や個別の製品を超えたシステムを国際展開するための仕組みをつくり、これをビジネスとして具現化していく上で、商社はどのような役割を果たしていくのだろうか。

今回の特集では、環境・エネルギービジネスの国際展開、水ビジネスの国際展開に向けた商社への期待、産業革新機構の目指すもの、横浜スマートシティプロジェクト、海外IPP事業における商社の取り組みとJBIC、官民協調の試金石となるインドの産業大動脈構想、スマートコミュニティ・アライアンスと題して、第一線に立って活動を続けている方々に、それぞれの分野における現状や課題、および商社への期待などについてお話を伺った。

本特集が、官民連携の意義と商社が果たせる役割について考える一助となることを祈念する。

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