商社の幅広いビジネスへの挑戦


最近、新聞や雑誌などで商社が取り上げられている記事を見ると、「資源」や「インフラ」関連のビジネスが頻繁に紹介されている。しかし、商社がそれ以外にも幅広いビジネスを展開していることをご存知だろうか。川上から川下に至るあらゆる分野にかかわり、原材料から製品、消費財から生産財まで、広範な商品を取り扱っており、時に「え、これも商社が扱っているの?」と驚かされることもある。これは、商社が環境の変化とともに総合力を駆使し、新機能・新分野の開拓を行ってきた結果であり、現在においても新しい産業分野に積極的に取り組んでいる。また、商社が社会や産業のさまざまなニーズに取り組むことで、新規産業の拡大や活性化が促進されてきた。このように、新たなビジネスモデルの確立は、将来的にその国の経済・産業に活力を与えるはずである。

本特集ではそんな商社の幅広いビジネスにスポットを当て、私たちが普段何気なく飲んでいるミネラルウォーターから刑事施設の受託運営まで、さまざまなビジネスをご紹介させていただいている。資源分野の収益貢献が目立ちがちだが、本特集を通じて、商社がどれだけ幅広いビジネスを展開し、社会に貢献しているかをご理解いただきたい

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