コロナ禍によりスポーツを取り巻く環境はプロスポーツ界だけでなく、アマチュアチームや個人アスリートへも大きく影響を及ぼしている。競技活動の継続が困難になるケースも出てきている中、アスリートやスポーツチームが抱える課題として「競技活動の継続」と「ファンとの関係構築」にあるのではないかと考える。

当社は、2021年3月に子会社のサーカス社を通じてファン構築支援を目的とした「サーカスファン」を立ち上げた。アスリートやチームが、簡単にファンクラブを開設できるファンエンゲージメントサービスで、コアファンとの「関係構築」と「競技活動の継続」につながる収益化をサポートし、スポーツ界に貢献できればと期待している。

https://circus.fan/

当社は、スポーツを通じた社会貢献活動を充実させる目的で2017年4月に陸上競技部を創部した。まだ新しいチームだが、女子駅伝を中心とした中長距離の選手を育成しており、2018年の第4回さいたま国際マラソンでは所属選手が日本人トップになるなど、着実に成績を残している。また同年、アテネオリンピック金メダリストの野口みずき氏をアドバイザーに招聘(しょうへい)し、現役時代の指導者でもあった廣瀬永和監督とともに、選手のさらなるレベルアップを図っている。選手たちは、トレーニング環境の整った専用の寮を拠点に練習を重ねるだけでなく、週に数日間は大阪本社で業務を行うなど、社会人としての「人間力」向上も目指している。

https://running.iwatani.co.jp/

当社は、女子プロサッカーチーム「INAC神戸レオネッサ」をスポンサーとして応援している。

INAC神戸は、“神戸から世界へ”をコンセプトに、世界で闘える選手の輩出や女子サッカーのさらなる飛躍を目指し、日々練習や活動に取り組んでいる。神戸発祥で、活躍の舞台をグローバルに広げているという共通点の他、チームで連携して一つのゴールを目指す姿や、新たな取り組みに積極的に挑戦する姿勢など、共感することも多く、当社の企業イメージと重なる。

2021年は日本初の女子プロサッカーリーグ「WE LEAGUE」開幕年に当たる。当社は、性別にとらわれない多様な生き方が尊重される社会の実現のためにも、女子サッカー界をけん引するINAC神戸を通して貢献していく。

https://inac-kobe.com/

当社はスポーツを楽しみ、健康であり続けたいと願う皆さまの応援や、スポーツ支援による地域活性化を図るなど、楽しく住み続けられる地域づくりに取り組んでいる。2019年のマスターズで歴史的な復活劇を果たしたタイガー・ウッズ選手とは2011年から10年もの長い年月をお付き合いさせていただいており、彼にとって試練となる時もあったが、応援し続けて本当に良かったと思う。ゴルフ以外にも、野球・バスケットボール・卓球・女子サッカーなど、さまざまなスポーツを支え続けることで、社会貢献をさせていただいており、企業としては当然のことであると考えている。今後もご縁があれば、その他のスポーツへの支援も行っていきたい。

https://hc.kowa.co.jp/vantelin/sports/

テクノロジーの発達により、スポーツ産業とその周辺産業を取り巻く市場は、今まで以上に大きく変化している。

当社のスポーツ事業は、主に①スポーツとテクノロジーが融合したスポーツテック分野、②プロスポーツチームとの共創案件、の二つの分野に注力をしている。スポーツテック分野では、運動データの可視化につながるGPSウェアラブルデバイスや、分析データなどの提供を行っている。共創案件では、コロナ禍で会場へ行けないファン向けに、映像配信技術を使ったサービスや、ECや広告と連動したプラットフォームなどのサービスを展開している。

今後は、モノの販売だけでなく、消費者のコトやトキの消費に対応したサービス展開を目指していく。

当社では2018年からスポーツクライミング日本代表と原田海選手のスポンサーを続けている。スポーツの応援を通じて社員が一体感を醸成できることを第一の目的と考えており、近郊で実施される試合に社員を招待する他、社内講演会や運動会に選手にご登場いただくなど、社内コミュニケーション活性化に一役買っている。

スポーツクライミングは東京五輪から新競技となったこと、日本選手のレベルが非常に高いこと、都市型競技でなじみやすいことなどから、マスコミなどにおける露出も順調に増加している。競技を知り、ルールを理解し、選手の顔が分かるようになり……と競技の認知度向上にもわずかながら寄与したものと思う。

https://www.sumitomocorp.com/ja/jp/about/library/ad01

当社は2018年に日本ブラインドサッカー協会の公式パートナーとなった。協会が主催する小中学生向けのブラサカ体験教室「スポ育」を支援する他、当社の熊本地震復興支援として被災地のサッカーチームや当社が運営する商業施設付近の小学校向けにブラサカ教室を開催している。社内では、ダイバーシティ教育の一環として、内定者や新入社員向けに選手を招いた研修も行っている。楽しく学べる動画「双日ブラサカチャンネル」をイントラネット内に開設し、5月末から開催された国際試合では、社内で「ブラサカ戦績予想クイズ大会」を実施。270人以上が参加するなど、パラスポーツに興味を持ってもらうための活動を行っている。

https://www.sojitz.com/jp/csr/contribute/blindsoccer/

当社では、1957年に社内バスケットボール部として設立以来、2016年Bリーグスタート時に「豊通ファイティングイーグルス名古屋」としてプロチームとなって以降も、社員一丸となってこの活動を応援している。チームは、多くの地元スポンサー企業やファンの声援を受け、目下B2リーグにてB1昇格を目指して奮闘中である。

現在、地域への恩返しの思いから、スクール（U15 / U18チーム含む）の運営や、小中学校のバスケットボール大会の支援、年間50回近くのバスケ教室の開催など、地域のレベル向上と裾野拡大にも力を注いでいる。今後も、豊通ファイティングイーグルス名古屋への支援を通じて仲間の大切さ、スポーツの素晴らしさを広げる活動に貢献したい。

https://www.fightingeagles.jp/

「日立ハイテク　クーガーズ」は、バスケットボール女子日本リーグ（Wリーグ）に所属するチームで、1961年の誕生以来、当社のシンボルスポーツとして従業員と共に歩んできた。同チームは、活動拠点である茨城県ひたちなか市とその近隣の保育園でのバスケットボール教室や小中学生を対象としたバスケットボールクリニックを全国で行うことで、地域と交流する機会を積極的に広げてきた。このような活動を継続することは、子どもたちの健康増進や地域のスポーツ振興に寄与できるとともに、地域コミュニティーを中心としたさまざまな方々からの当社活動への正しい理解や認知度の向上、ブランド価値の向上にもつながると考えている。

https://cougars.hitachi-hightech.com/

当社はスポーツ分野において関係会社エームサービス（株）／三井物産フォーサイト（株）と共に複合型ホスピタリティサービス事業を展開している。プロ野球／広島東洋カープのホームスタジアム「MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島」では、2009年の竣工(しゅんこう)時から球団のパートナーとしてフードサービスやスポンサーシップマーケティングを提供。J リーグ／ジュビロ磐田とはデジタルマーケティング戦略を企画・運営、Bリーグ／トヨタアルバルク東京に対しては当社より経営人材を差し入れチーム運営を支援、また、エームサービスはチーム向けにスポーツ栄養サポートも行っている。当社は複合型ホスピタリティサービス事業を通し、スポーツ産業のさらなる発展に貢献していく。

https://www.mitsui.com/jp/ja/innovation/people/25/index.html