日本貿易会月報オンライン
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ミニ特集「国際物流総合展2021 第2回INNOVATION EXPO」
2021年12月号（No.803）
三菱商事ロジスティクス株式会社
TOTALフルフィルメントサービス『BecTooL（ベクトル）』
倉庫ロボット3PLサービス『ロボデポ』
ブース写真
三菱商事ロジスティクス株式会社はTOTALフルフィルメントサービス『BecTooL（ベクトル）』と倉庫ロボット3PLサービス『ロボデポ』を紹介した。株式会社AMSとの協業サービス『BecTooL』は、物流・販売等の課題をデジタルとフィジカルの両面から解決する。デジタルソリューションとして在庫の一元化システム、ECサイト構築・運営ツール、業務効率化ツール、またフィジカルソリューションとして生産地から消費地まで一気通貫の国際輸送と効率的な倉庫内オペレーションを提供する。店舗向け在庫、EC向け在庫の一括管理により、倉庫の在庫スペース圧縮と倉庫間の移動コスト、商品配送のリードタイム短縮が期待できる。在庫を適正に配置し、多様化する消費者の購買ニーズに対応し消化率を高めることで、衣料品等の在庫ロス（廃棄）問題への貢献もできる。『ロボデポ』サービスと併用すれば倉庫業務の人件費高騰や人材不足を軽減し、倉庫物流オペレーションの一層の効率化・省人化が期待できる。
現場の声
三菱商事ロジスティクス株式会社
リテイルプロジェクト室長 兼 DXソリューション部 部長代行
河北 将人氏
2020年4月に『BecTooL』をリリースしたのですが、ちょうどコロナの流行と重なりました。コロナ禍でのビジネスは大変厳しいものでしたが、チームの皆で前を向いてお客さまに最善のご提案を続けました。お客さまとコミュニケーションを重ねる中で、物流効率化はお客さまの販売に直結する根本的な問題ではありますが、お客さまの抱える経営課題は単純な物流サービスだけでは解決しないとの考えが強くなりました。『BecTooL』はオンラインとオフラインを組み合わせたスコープの大きなサービスで、お客さまの求めるものを探し当て提案することもこの仕事のやりがいであり、選ばれるビジネスパートナーであるために、物流会社の域を超える「ロジスティクスのその先」を目指して取り組んでいきたいと思います。
三菱商事ロジスティクス株式会社
リテイルプロジェクト室 担当マネージャー
伊藤 さやか氏
コロナ禍で世の中が大きく変化し、ビジネス機会が失われる中、河北室長の統率力・情報発信力にチーム全体が支えられてきたと感じています。オンラインであっても積極的なコミュニケーションで、自然と部下が一体になれるよう先導してくれました。自らが率先して新たなことに取り組む機動力・現場力のおかげで前向きな気持ちで、営業活動に取り組むことができ、お客さまのニーズや状況に合わせたご提案で課題解決に努めてまいります。
左 河北室長、右 伊藤氏