素材特集


日本の素材産業は、高い国際競争力を維持し続けている数少ない産業といわれている。素材と一言でいっても、鉄鋼、非鉄金属、セメント、紙・パルプ、繊維、医薬品など多岐にわたるが、素材は全ての産業の基盤であり、私たちの生活を取り巻く製品のほとんどが小さな素材から成り立っている。

競争力の高い産業とはいえ、近年とりわけ新興国の台頭は目覚ましく、外国企業の参入による競争環境の変化や、自動車、エレクトロニクスなど川下産業の急激な変化に伴い、日本の素材産業は今後さらに差別化・高付加価値化、またIoTに代表されるデジタル革命への対応が求められている。

本特集では、素材産業の最新情勢につき、有識者と関係者からご寄稿およびインタビューのご協力をいただいた。現状認識と今後の対策に向けて、ご参考となれば幸いである。

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